第3部 その他の一般諾行事 第14節 受洗記念感謝会(入信記念会) 受洗(入信)後5年、10年、30年、50年を回顧し、それを記念して信仰の友を招き、感謝会を持つことは、本人の祝福となり、その家庭の恵みともなる。聖職者も、30年、50年をひとくぎりとしての感謝会を持つこと。またその教会員が発起人となって、牧師の伝道( )十年の記念会を持つことも麗しい行事の一つであるから、こうした諸種の記念会に適用するとよい。 賛美 聖歌 292「きょうまでまもられ」 同 430「けがれとはじとの」 同 453「罪ふかきこの身を」 同 473「まずしくあれども」 聖書 詩篇44篇(落成感謝会の項にある。) 詩篇23篇(結婚式の項にある。) 詩篇91篇(結婚記念日の項にある。) ヨハネの福音書15章1-10,16節 わたしはまことのぶどうの木であり、わたしの父は農夫です。わたしの枝で実を結ばないものはみな、父がそれを取り除き、実を結ぶものはみな、もっと多く実を結ぶために、刈り込みをなさいます。あなたがたは、わたしがあなたがたに話したことばによって、もうきよいのです。わたしにとどまりなさい。わたしも、あなたがたの中にとどまります。枝がぶどうの木についていなければ、枝だけでは実を結ぶことができません。同様にあなたがたも、わたしにとどまっていなければ、実を結ぶことはできません。わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです。だれでも、もしわたしにとどまっていなければ、枝のように投げ捨てられて、枯れます。人々はそれを寄せ集めて火に投げ込むので、それは燃えてしまいます。あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまるなら、何でもあなたがたのほしいものを求めなさい。そうすれば、あなたがたのためにそれがかなえられます。あなたがたが多くの実を結び、わたしの弟子となることによって、わたしの父は栄光をお受けになるのです。父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛しました。わたしの愛の中にとどまりなさい。もし、あなたがたがわたしの戒めを守るなら、あなたがたはわたしの愛にとどまるのです。それは、わたしがわたしの父の戒めを守って、わたしの父の愛の中にとどまっているのと同じです。……あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなたがたの実が残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものは何でも、父があなたがたにお与えになるためです。 祈祷 天にいます愛の御父よ、私たちは神を知らないで罪を犯し、不信仰の生活を送っておりましたのに、愛の御神は御子イエス・キリストをお遣わしくださいました。御子は私たち罪人を救うために十字架にかかり、私たちの身代りとなって死んでくださいました。この驚くべき愛によって、信じる私たちの罪を赦し、尊い御救いの恵みを与えてくださいました。今日このようにしてあるのは、その時選ばれ導かれたためですので、尊い神の摂理の御手と聖霊の御導きとを深く感謝いたします。 その間、時には悪魔の強い誘惑があり、不信仰と不従順に陥り、疑惑に閉ざされた事もありましたが、弱い者を捨てることなく信仰に導いてくださる聖霊の御恵みによって今日あることを感謝いたします。今後も導き守ってくださることを確信し、すべてをゆだねてお従いいたします。 「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています」とのパウロの告白のように、この小さな私の生涯においても、みことばのとおりになることを感謝いたします。 今日のこの感謝の日に記念の塚を築き、これを今後の信仰生活の出発点となし、さらに忍耐と服従とを新たにして信仰の良き戦いを戦い、永遠のいのちを得るために前進させてください。私たちが与えられた使命に忠実になり、信仰生涯に有終の美を飾ることができるようにしてください。主イエスの尊い御名によってお祈りいたします。 アーメン。 賛美 聖歌 464「罪とがをゆるされ神の子とせられ」 同 588「主とともにあゆむ」 証言 (本人の体験談等) 感謝祈祷 主の祈り 頌栄 祝祷